北海道岩見沢の洋菓子店 赤いリボン|バウムクーヘン・とろとろプリン

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メープルストーリー

第10回 メープルシロップを使って

メープルシロップが私たちにとって身近な甘味料になっているということは前回までにお話ししました。砂糖やハチミツ等と同じように気軽に近所で手に入れる ことのできるようになってきています。

甘味料としてそのまま売っているだけではなく、菓子パンやクッキー等に「メープルシロップ入り」と書き添えてあるものを最近多く見かけます。 なぜメープルシロップが入っているということをわざわざ書いてあるのでしょうか。「メープルシロップ入り」と書いてある製品を見て、皆さんはどう感じますか?風味の良さ、ヘルシー、高級感、といったイメージをされる方が多いと思います。

事実、メープルシロップはそれらの要素をもっています。砂糖等には無い木の風味がありますし、カロリーは控えめ、材料は砂糖より原価が高い。 言い換えれば全てポジティブなイメージです。「メープルシロップ入り」とい うことが一つの商品価値・ブランドになっていると言っても過言ではありません。製菓・製パンのメーカーがわざわざ「メープルシロップ入り」と書き添える理由はそこにあります。

メーカーからもそれほど注目されているメープルシロップ、私たちも積極的に利用したいものです。パンケーキやフレンチトーストにかけるだけではなく、メ ーカーやお菓子屋さんが注目しているようにお菓子作りの材料として使ってみるのはいかがでしょうか。
例えばこのようにシンプルなパウンドケーキにメープルシロップを活かしてみるのはどうでしょう。

・メープルシロップのパウンドケーキ
(21センチのパウンド型×1)

材料:バター(有塩)100g
    メープルシュガー90g
    メープルシロップ50cc
    卵黄2個分
    卵白2個分
    バーボンウィスキー大さじ3杯
    薄力粉100g
(型用にバター、強力粉少々)

作り方:
(オーブンを220度にセット、型にバターを塗り軽く強力粉をふっておく)

1メープルシュガーの1/3程度の量とバターをともに湯煎にかけながら、白くふんわりするまでホイッパーで泡立てます。
2、1の中に卵黄、メープルシロップ、バーボンウィスキーを少しずつ加え、よく混ぜます。
3、よく振るった薄力粉を2回に分けて加えます。1回目は少量をよく馴染ませ、2回目は粘りがでないようにふんわりと。
4、別のボウルで残りのメープルシュガーを加えながら卵白を泡立てます。 ホイッパーで持ち上げるとゆっくり流れ落ちるくらいまで泡立てます。
5、3に4を3回に分けながら、泡をつぶさないようにさっくり混ぜます。
6、型に5を流しいれ、220度のオーブンで30分、その後200度に提げて40分~1時間焼きます。竹串を刺して生の生地がついてこなければ焼き上がり。
7、金網の上で型に入れたまま冷まします。

メープルシュガーやメープルシロップと相性のいいバーボンウィスキーもたっぷ り入っています。焼きたてよりも3日くらいおいてからのほうがメープルシロップとバーボンの香りがうまく馴染んで美味しく召し上がれます。好みで生クリームも添えるのも良いでしょう。

 

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